境界性人格障害による離婚

「境界性人格障害」とは、精神的な病気の一つです。現在では「境界性パーソナリティ障害」と呼ばれるようになっている病気で、思春期から成人に発症することが多く見られています。通称して「ボーダーライン」と呼ばれることもあります。

境界性人格障害は、自分に対しても他人に対してもとても不安定な意識を持ち、感情や思考が制御できなくなるなどの障害がある病気です。また破壊衝動も強いことも特徴で、自分自身を破壊してしまう、つまり自殺率が高いとも言われている病気でもあります。皆さんの夫や妻がこの境界性人格障害である場合、そのまま婚姻関係を続けるよりも離婚を考えるという方々が圧倒的に多くいらっしゃいます。

実際に境界性人格障害の患者と付き合っていくというのは、並大抵の苦労ではありません。相手のことを理解することも通常の夫婦関係以上に難しく、そのまま相手との婚姻関係を続けることで皆さん自身が心の病になってしまうこともあります。しかし、境界性人格障害による離婚については、決してすぐに決めてしまわないでください。もう一度互いの関係についてよく考えてみる必要があります。

皆さんが境界性人格障害である相手に対して持っている感情はどのようなものでしょうか?生活をしていく上でもうすべてが限界だと思い、離婚を心に決めたという方もいらっしゃるかと思います。ですが、もう一度よく夫婦が置かれている状況を客観視してみてください。

皆さんは境界性人格障害の相手から傷つけられたことを辛く感じるかと思いますが、境界性人格障害である本人はどう感じているのでしょうか?考えてみても相手の感情のすべてが理解できるわけではありませんが、皆さんを傷つけてしまっている相手も同じように辛いと感じているということに少しでもいいので気付いてあげてください。

境界性人格障害の相手と付き合っていくには、「相手を理解する」というよりは「相手を許す」という感情が必要となります。ですので、皆さんは相手のことを少しずつ許していくことを始めてみてください。

それでも無理だと感じてしまった場合には、離婚カウンセラーや弁護士へ気兼ねなく相談してください。これからの夫婦関係についてのアドバイスをさせていただきますので、いつでもご相談くださいね。


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